突然ルーフィング作業のショットになりました。
実は、他のブログで、ピックアップシェルの自作をされている方がいまして、
他にも自作に興味のある方も、
それで、自作の場合の肝とも言うべき、
ルーフィング作業の話題が出てきましたので、
自分の例を書きあげることにしました。
市販のキャンピングカーに乗られている方も、
雨漏り処理などの参考になるかも?
キャンピングカーを数年使うと、必ず発生する問題が雨漏り。
私も
1台目で大いに勉強させられました。
これは、一台目のクラスC。
雨漏り修復のためのコーキングが
目立ちますね。
バンクベッド上とルーフアンテナ跡を
重点的に雨漏り予防しています。
クラスCは、経年で天井がくたびれて凹型に中央が下がってきます。
そこに水が溜まり、雨漏りの原因となります。
コーキングは、凹部分を埋めるためにも使用しています。
実際に雨漏りがあったのは、わずかな部分です
一般的に、雨の新入経路は、当然、穴ですけど、
具体的には、ルーフにできた亀裂以外に、ルーフのつなぎ目、
壁との合わせ部分や、ルーフ回りの各種取り付け部品のビス留め箇所
(例えば、マーカーライト、ルーフベント、換気口、梯子)などです。
それなりにコーキング処理で間に合うものが多いのですが、
雨水が長期にわたり、残ってしまう箇所は、
腐食が進むので難しい面があります。
最悪のものが、クラスCのように、
ルーフの水平部分が経年劣化で、凹んできて、雨のあとに、
浅い水たまり状になる場合。この部分で腐食が進みます。
私の1号車は、ルーフがアルミの1枚板でした。
表面はアルマイト処理されていますので、腐食が進まないはずですが、
ビス穴の部分は、アルマイト処理が剝がれているわけです。
また、走行中に道路からオーバーハングして張り出した木の枝が、
頻繁にルーフをこするので、アルマイト部分に枝で沢山の傷ができ、
腐食が進む箇所が増えてきます。
ルーフに水たまりができず、排水されるのであれば、特に腐食が加速する
ことはありませんが、水たまりになると、徐々に、雨漏り⇒天井の腐食が加速⇒
ルーフの凹みが加速⇒水たまりが大きくなる、という悪循環になります。
本来は、ルーフは、Rを描いて、水が自然落下するような構造にすれば良い
のですが、工作量が増えるのと、R状にすると、ルーフボックスを載せたりする
のに、ちょっと不都合にもなってしまいます。
もっとも、私の現行車のようにコンパクトなもので、
ルーフ上の水平部分も少なければ、駐車時に、少し前傾か、後傾になるように
すれば、ルーフをR上にしなくとも、問題ありません。
水たまりになる可能性のある場所(水平な面)には、
極力、ビス穴やルーフ材の合わせ面を設けないように作ることですね。
本題のルーフィング材ですが、アルミ以外にも、ゴムの防水シートや
FRPなどがあります。
私のシェルは、部品取りで手に入れたキャンパーの
防水ゴムシートを流用していました。
施工は、防水シートが一番速くて簡単です。
ただ、ルーフ上で、他の部品(例えば、ビス穴、横壁、ベント、梯子)
との接合がとても難しいというか、シートが伸縮するので、コーキング処理も
難しくなります。
また、木の枝などで、表面が破ける可能性が一番高い素材です。
私の場合も、防水シートは一時的な処理でした。
最初の写真は、その防水シートを剝して、
FRP処理をしている途中のショットです。
天井材は、パーティクルボードで、グラスマットを被せる前に、
ポリエステル溶剤だけを、天井に塗りこんでいます。
このあとで、グラスマットを被せ、ポリエステル溶剤を塗ります。
防水シートの利点といえば、施工が楽で、雨音があまり気にならない点でしょうか?
アルミ板やトタン板では、雨音が少し気になるかも?
FRPは、その中間ですね。
入手のし易さからは、防水シートがちょっと困難かも?
建築業者の友達でもいればなんとかできるし、
高いですが、キャンピングカー業者からも購入できそうです。
アルミ板は、サブロク板より大きいものを鋼材商から取り寄せるのが
ベストです。
つなぎ目のない施工ができますが、仕入れも、施工も大変ですね。
総合的に考えると、シールを注意してカラートタンを貼るか、
FRPをベタ塗りとするか、というのが、現実的ですね。
で、私の場合、シームレスに貼れる、後日の修復が楽、遮熱効果が
高い、という点で、FRPにしました。
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