2レバー方式と呼ばれている理由は、最初の写真のレバーと
この写真の赤いバルブがあるためです。
正式には、レバーがcleaner-regulator lever,
この写真のものが、shut off valve といいます。
良く言われているように、シングルレバー方式と違って、
2レバーの最大のメリットは、火力の調整、特に弱火での使用が容易いことです。
現行品である508-Ⅱが価格面での制約でしょうが、構造が単純化されて
1レバーになってしまったのが、とても残念です。
レバーとバルブの機能ですが、お風呂のシャワーホースとのアナロジーで
考えれば良く解ると思います。
shut off valveがホースの元にある水道栓、
regulator leverがシャワーヘッドの調整バルブです。
shut off valveで水量・水圧の調整ができるために、火力調整が楽、というわけです。
他の利点としては、shut off valveで安全にタンク内の燃料を密閉できるため、
タンクに燃料を入れたままタンクの運搬・携行が安全にできます。
実際の点火については、動画もアップしましたが、
手順を簡単に箇条書きにしてみました。
1.ニードルの詰まりを解消するため、regulator leverをぐるぐる回した後、
最初の写真の位置にする。⇒これで、燃料噴射ノズルが最大に開いた状態。
2.ポンピングを10~20回して、適当な圧力(弱め)をかける。
3.shut off valveを左(反時計周り)に90度だけ解放する。
4.バーナー部分から燃料の噴射音がするので、バーナー部分に着火マンなどで点火。
5.1~2分は、気化していない液体ガソリンが出るので、赤い炎が上がるが、そのまま
ジェネレーターが温まるのを待つ。←プレヒート中の状態。
6.炎が青くなり落ち着いてくるので、ポンピングを加え充分な圧力をかけ、
shut off valveを更に反時計周りに全開にする。
これで完了ですが、タンクに英語で書かれた説明では、このあと、必要に応じて、
regulator leverで炎を調整する、とありますが、実際には、私を含めて、
2レバーを使いこなしている方々は、火力の調整には、regulator leverは
操作せず、shut off valve を絞って調整しています。
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