ハクキンカイロの大きいものです。
Zippoのカイロを使ってから、この触媒燃焼方式が
気にいって購入することにしました。
左がカセットボンベを使って、ガスと触媒を反応させるタイプ。
アメリカで現在でも売っているタイプのうち、
日本で入手できるボンベを使用できるもの。この種類では、一番小型になります。火力は800BTUs。
右は、オールドタイプで現在は制作されていませんが、
日本でも中古品で、オークションにも出ています。
そのタイプとしては、小さい方で、火力3500BTUs。
火力を3500~5000で調整可能なものや、さらに大型のものも流通しているようです。
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着火直後の様子です。
構造は、アルコールランプに似た仕組みで、
燃料タンクと燃焼ヘッドの間に芯が繋がっていて、
そこを燃料が浸透圧により登っていき、
ヘッド部分でプラチナを触媒として燃焼します。
着火するときは、まず、本体を逆さにして、
燃料がヘッドに浸透するようにします。
ヘッド部分に500円玉くらいのシミができたら
準備OK。 本体を正立させて、網カバーを
外して、ライターなどで、点火します。
この写真は、着火後30秒位のもの。このあと、さらに30秒位で炎が消えるので、
開けていたカバーを戻して、準備完了です。
火力ですが、BTUは英国式の単位で、1BTU=252~253カロリー。
従って、大きいものが、882kcal/h, 小さい方が202kcal/hということになります。
残念ながら、白金カイロ、Zippoカイロの熱量が見つかりませんでした。
使い捨てカイロの13倍!!とかだけでしたので、別のアプローチから推定します。
白金カイロも、写真の2件と、発熱原理、燃料が同じなので、発熱量の違いは、
消費燃料の違いだけです。 よって、消費量から逆算します。
大型のキャタリックヒーターは、1/2ガロンの燃料を18~20時間で消費します。
18時間として、1/2ガロン=1.89㍑を18時間ということは、105cc/hの消費です。
標準タイプの白金カイロは、25ccの燃料で24時間使えるという表示ですので、
約1cc/hの消費ですね。
ということは、白金カイロ105個=キャタリックヒーター3500BTUsということ。
また、白金カイロの熱量は、882kcal/hの105分の1で、8.4kcalという計算になります。
ガスのカセットボンベを使ったヒーターでも1000Kcalを越えるものがありますので、
火力自体は、強力なものでは、ありませんが、18時間持続する、というのは
使いやすいですね。
私の場合、スキーキャンプなどで、キャンピングカーで連続2,3日滞在することがあります。
車のFFヒーターは、クリーンな暖房で便利ですが、私の場合、スキー中は、犬2匹が
車でお留守番になりますので、日中でも暖房を効かせていることが多く、ずっとFFヒーター
を使うとバッテリーが持ちません。
それで、就寝時以外は、室内でカセットボンベ式のストーブを使うのですが、
犬がストーブに触れるくらいの場所にいたりして、昨シーズンは、犬2匹とも、
毛が焦げてしまいました。 他にも、自分の荷物がストーブの近くにあったりして、
安心できないことが多いです。 このキャタリック式だと、犬が触れる位置にいても
燃えませんし、ヒーターの置き場所も選びません。
うっかりスキーウェアーに穴をあけることもないと思います。
また、テーブルの下に置くと、炬燵みたいで、とてもいい感じ
最後に小さい方のT型ボンベを使う方ですが、
2人用テントで丁度よい感じですね。 1BOXカーでもOKかも?
野外のスポーツ観戦などで、足元において、膝かけを使えば、とても有効でしょうね。
必ずしも、通常のストーブで火を燃やせる場所ばかりでは無いので、
音もせず、さりげなく使えるという意味では、この器具もよいかも?
この
キャタリックヒーターの分解記事も参考にして下さい。
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