マルチフューエルとか、デュアルフューエルとか

pickupcamper

2008年01月28日 19:00

このごろ、すっかり液体燃料系
の道具にハマってしまっています。

とりあえず、納得いくところまでハマってから、
脱出を考えてみます。

これも、ちょっと整備?分解?してから、
正式デビューします。

良くホワイトガソリン使用の器具に
赤ガス(自動車ガソリン)を入れたら・・・・
なんて話が延々と掲示板を飾ったりしますが、

ちょっと違う観点から考えてみます。

要は、

最近のコールマンストーブは、
より奇麗な燃焼を、
より簡素化したパーツ構成で達成し、
かつ、メンテナンスフリーとするために
燃料に対する要求がシビアになってきている、
ということですけど、 

そのあたりを長々と書いてます。

ちなみに、そんな完璧な燃焼をめざしていなかった
写真のcoleman 530(GI pocket stove)のマニュアルには、
『Burns Any Kind of Gasoline---White or Leaded!!』
なんて書いてあります。
ブロードバンドプロバイダ料金比較
訳せば、
『どんなガソリンでも燃やせます、ホワイトガソリンでも、有鉛ガソリンでも』

これは、久々にYou Tubeからの借り物です。OPTIMUS 8Rの点火プロセス。



よく古い燃料とか、自動車用ガソリンを使うと、ジェネレーターが詰まる・・・
と言ってます。

コールマンのガソリンシングルバーナーで、ジェネレーターと呼んでいるパーツは、

銅製(だと思う)の管の中に、バイクのキャブレターなどにもある、燃料を通る穴と
その穴の大きさを調整する円錐型の針(ニードル)がある筈です。
(コールマンのジェネレーターを分解したことは、ありません、他製品からの推測です)

構造的には、銅管の中にまず液体燃料が入って、下からの熱で気化し、
それをニードルの前後の移動で、燃焼室に送るガス量を調整するわけです。

燃焼初期にニードルを開放しすぎると、気化する前の液体燃料が火口から

排出されるので、火柱になる、 というわけ。

奇麗な完全燃焼をさせるためには、できるだけ銅管でしっかり気化させて、
ニードルのできるだけ細い出口から、最大限の圧力で燃焼室にガスを送れば

よいわけです。 プロパンとかブタンのガスバーナーが単純な構造で、

奇麗に燃焼するのは、もともと気体なので、こんな工夫が不要だからです。

ただし、加熱させ過ぎも事故につながるようで、colemanでは、501という型番で、銅管をバーナーヘッドの上で、

一周回す構造のジェネレーターを作り、加熱しすぎによる事故が発生したようです。

501は超短命に終わり、502に移行したようです。


それで、近年のガソリンバーナーは、ニードルと穴の隙間をできるだけ小さく

しているために、ニードルの先に燃料の不純物が付着すると、詰まってしまう・・・

バイクのキャブが詰まるのと同じ原理です。 

ただ、古いバーナーは、それほど、細かいニードルを使用していなかったのと、

構造が単純で、ニードルを取り出して、クリーニングができたので、

『詰まったら、ニードルを手入れしてね・・』ということで済んでいたのでしょう。

私が以前使っていた韓国製灯油バーナーなどは、ニードルの清掃は、定期整備事項でした。

それが、いつからか、部品の簡素化が進んで、ジェネレーターの中のニードルが取り出せない

形になってしまったので、詰まったら、ジェネレーターごと交換(アッセンブリー交換みたいなもの)、

ということになったわけでしょう。

実際、このニードル回りの構造が単純な、オプティマス ストーブなどは、今でも、マルチフューエルが

あたりまえ、ニードルの詰まりも簡単にメンテできるようになってます。

でも、逆に、燃焼の様子は、ガスバーナーに慣れた方々には、「これで良いの?不完全燃焼?」

みたいな燃え方になることもあります。 これは、coleman GI stoveの例:You Tubeより、
プレヒートをやり直しているようで、ちょっと手間取ってますけど。



明日は、コールマンのマニュアル上で、ヴィンテージもののストーブが、
どんな燃料を推奨されていたか、ちょっと並べてみます。




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