訳せば、
『どんなガソリンでも燃やせます、ホワイトガソリンでも、
有鉛ガソリンでも』
これは、久々にYou Tubeからの借り物です。OPTIMUS 8Rの点火プロセス。
よく古い燃料とか、自動車用ガソリンを使うと、ジェネレーターが詰まる・・・
と言ってます。
コールマンのガソリンシングルバーナーで、ジェネレーターと呼んでいるパーツは、
銅製(だと思う)の管の中に、バイクのキャブレターなどにもある、燃料を通る穴と
その穴の大きさを調整する円錐型の針(ニードル)がある筈です。
(コールマンのジェネレーターを分解したことは、ありません、他製品からの推測です)
構造的には、銅管の中にまず液体燃料が入って、下からの熱で気化し、
それをニードルの前後の移動で、燃焼室に送るガス量を調整するわけです。
燃焼初期にニードルを開放しすぎると、気化する前の液体燃料が火口から
排出されるので、火柱になる、 というわけ。
奇麗な完全燃焼をさせるためには、できるだけ銅管でしっかり気化させて、
ニードルのできるだけ細い出口から、最大限の圧力で燃焼室にガスを送れば
よいわけです。 プロパンとかブタンのガスバーナーが単純な構造で、
奇麗に燃焼するのは、もともと気体なので、こんな工夫が不要だからです。
ただし、加熱させ過ぎも事故につながるようで、colemanでは、501という型番で、銅管をバーナーヘッドの上で、
一周回す構造のジェネレーターを作り、加熱しすぎによる事故が発生したようです。
501は超短命に終わり、502に移行したようです。
それで、近年のガソリンバーナーは、ニードルと穴の隙間をできるだけ小さく
しているために、ニードルの先に燃料の不純物が付着すると、詰まってしまう・・・
バイクのキャブが詰まるのと同じ原理です。
ただ、古いバーナーは、それほど、細かいニードルを使用していなかったのと、
構造が単純で、ニードルを取り出して、クリーニングができたので、
『詰まったら、ニードルを手入れしてね・・』ということで済んでいたのでしょう。
私が以前使っていた
韓国製灯油バーナーなどは、ニードルの清掃は、定期整備事項でした。
それが、いつからか、部品の簡素化が進んで、ジェネレーターの中のニードルが取り出せない
形になってしまったので、詰まったら、ジェネレーターごと交換(アッセンブリー交換みたいなもの)、
ということになったわけでしょう。
実際、このニードル回りの構造が単純な、オプティマス ストーブなどは、今でも、マルチフューエルが
あたりまえ、ニードルの詰まりも簡単にメンテできるようになってます。
でも、逆に、燃焼の様子は、ガスバーナーに慣れた方々には、「これで良いの?不完全燃焼?」
みたいな燃え方になることもあります。 これは、coleman GI stoveの例:You Tubeより、
プレヒートをやり直しているようで、ちょっと手間取ってますけど。
明日は、コールマンのマニュアル上で、ヴィンテージもののストーブが、
どんな燃料を推奨されていたか、ちょっと並べてみます。
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