30年前のベンジンが出てきたので、

pickupcamper

2008年01月24日 21:45

以前、実家で電気火鉢を発掘して記事にしました。

年寄りなので、物持ちが良いというか、収納しっぱなしのものが多く、

今回は、昔、親爺が、黄金カイロとか、白金カイロを

使用していた時のベンジンが発掘されました。

ロッテのホカロンが1978年に全国ベースで発売していますので、

使わなくなってから30年経っていると思って良いでしょう。

発掘したおかげで、2点ほど、解ったことがあります。
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1点目、ベンジンのボトル容器にホワイトガソリンを入れて使うことにしましたが
(関連記事はこちら)実はプラスティックなので、経年劣化を心配していました。

30年経ったボトルは、もちろん暗所に保存されていたからですが、

痛んだ様子が皆無でした。 内蓋付きのボトルですが、

蓋の隙間から蒸発した様子もありません。(写真で少し減っているのは、私がカイロに使ったから)

2点目、ボトルの経年劣化は、あまり無いとして、燃料自体の劣化を調べてみました。

コスモ石油のページでも変質について

解説がありますが、このベンジンにも酸化とか、若干の揮発とかがあるはずです。

白金カイロの燃料としての視点で、詳しく解説しているここでも、

古いベンジンをカイロの燃料として使うと、充分には暖まらない場合があるとの指摘もあります。

自分でもカイロに使ってみましたが、「そう言われると、そうかも?」といった感じで、しっかり確認できません。

そこで、コールマンスポーツスターで燃焼させてみました。

厳密には、30年前のベンジンと現在のベンジンの成分も変わっているはず(ベンゼンの含有が減っているし)

なので、経年劣化以外の要因も加わっているはずですが、

とにかく、写真のように、赤い炎がでて、充分な燃焼にならないし、

着火時などは、勢いよくボッ!!という着火になりませんでした。

不完全燃焼によるものか、匂いもキツイです。

結論的には、

30年経つと、ボトルは大丈夫でも中身はダメ、というでした。

スポーツスターでストーブ代わりに全て燃焼させようとしました。
玄関先で燃焼させましたが、スポーツスターの五徳は煤まみれ、
古いベンジンは残量が減るにつれ燃焼が弱くなります。
燃えない液体が残ってしまう気がします。匂いも体に悪そう

残りは、道具の洗浄にでも使って、処分します。



















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